現存するサラブレッドは起源を辿っていくと3頭に集約されるということから
三大始祖と呼ばれる3頭の馬達がいたとの事です。
まあ、中には辿っていってもこの3頭に辿り付かない物もいて、そういった
馬達は「サラ系」と呼ばれます。まあ、亜種ってことですね。
じゃあ、順を追って紹介しましょうか。
サラブレッド三大始祖とかいいながら、この馬は「アラブ種」です。まあ、ダーレイ
というのは人名でイギリス人だったようですね。この人の馬だったようです。
住んでいた場所はヨークシャー地方です。この辺ははっきりしてますね。
現在90%は彼の系統ということでもう一人勝ち状態ですね。日本では・・・
サンデーサイレンス・ブライアンズタイム・ミルジョージ・トニービン等の有名種牡馬は
みんなこの子孫です(エクリプスの系統ですが)
そんなダーレイアラビアンも種牡馬と同様に乗馬用でもあったらしく、今の華やかな
子孫達とはちょっとちがった毎日を送っていたようです。余談ですが、上記のエクリプス
というのはダーレイアラビアンの子孫で、非常に強い名馬でしかも種牡馬としても
優秀で、ダーレイアラビアンの子孫の大半(9割位)はこのエクリプスの系統です。
すごいですねえ。。。
現在10%程度のシェアを持つのがこのバイアリータークです。この馬はトルコ付近の
生まれと言われています。それを買ったのがイギリス人のバイアリー「大尉」らしい。
軍人さんだったらしく、彼はこの馬に乗って戦場に行ってるのです。要するにバイアリータークは
「軍馬」だったんですね。
日本でも数ではダーレイアラビアンには遠く及びませんが勝負どころではメッチャ強い馬が
出てきてます。有名なところでは・・・
シンボリルドルフ・トウカイテイオー親子にメジロアサマ・メジロティターン・メジロマックイーンの
親子3代と、パーソロンの系統で遡るとバイアリータークに行き着きます。数こそ少ないですが
底力のある馬達ですね。がんばってほしいものです。
【 ゴドルフィンアラビアン 】
上記2頭とはちょっと違い、この馬は当初は献上品だったらしい。が!献上された側が気に入らなかった
ようで、数回持ち主を経てなぜか荷馬車を曳いていたところをイギリス人(イギリス人ばっかりだな)である
エドワード・コークに買われ、最後はゴドルフィン伯爵の所有となる。
世界の名馬100 サイアーライン3 ロイヤルチャージャー/ゴドルフィンアラビアン
最初は乗馬用だったのが、諸々の事情で名牝ロクサーナへ種付けを行ったところ、名馬が誕生した為、
以後種牡馬として活躍する事になったそうです。この辺は諸説あるらしく確かなところはわからないですね。
勢力としてはやばいくらい劣勢です。日本では数年前までマークオブディスティンクションがいましたが、
残念ながら死亡したので現在はその子ホッカイルソーただ一頭がこの血統を繋ぐべく奮闘しています。
あれ?ホッカイルソーってまだ日本にいたのかな?
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