馬具について

 

馬具というのはある地域で開発されたものが各地に散らばったものではなく、

その土地その土地で発展していったのではないかと私は思っています。

というのも・・ヨーロッパの人が日本のことを知らなかった時代でも、双方に

馬はいたのですし、ならば馬具はその文化に合わせて発展するでしょう。

 

色々ありますが、基本的な3つを見ましょう。

 

◎ ハミ ◎

実は馬の前歯と奥歯の間には10cm程の歯の無い空間があり、そこに突っ込んで

馬の制御に用いる鉄の棒を指します。紀元前1000年頃にはすでに存在したと

言いますから最も古い馬具なのではなかろうか。。。しかもその頃からあまり変化が

ないらしく、一発で限りなく「完成形」に近づいた道具ではなかろうか。。

 

◎ 鞍 ◎

気持ちは分かりますよ。馬の背中って骨もあるだろうし長時間乗ってたら痛くも

なりますよね。座布団敷きたくもなりますよね。その発展系が鞍との事。最初は

乗っけるだけだったのが、ズリ落ちてくるもんで固定したんでしょう。そんな感じ

しますよね。

 

◎ 鐙(あぶみ) ◎

騎乗時に足をのせる道具です。そこから馬上での姿勢を安定させるようになり、

それが馬上で戦う際におおいに威力を発揮したのです。やっぱり姿勢が安定

しないと剣や槍なんて使えないでしょう。

 

・・・他にも色々細かいのがありますがそれはまた別の機会に。