■ メリット
- 家賃収入による安定したキャッシュフロー:入居者がいる限り毎月一定の家賃が入ります。
- ローンを活用して少額で開始可能:不動産投資ローンを利用すれば自己資金を抑えて始められます。
- 生命保険代わり(団信):万が一の際にローン残債が免除されることがあります。
- 節税効果:減価償却や経費計上で所得税・住民税の調整が可能な場合があります(ただし過度な節税表現に注意)。
- 長期的な資産形成:ローン完済後は将来的に家賃収入を年金代わりにできます。
■ デメリット・リスク
- 空室リスク:最も大きなリスクで、空室期間は家賃収入が途絶えます。
- 家賃・物件価値の下落:築年数の経過や市況で家賃や売却価格が下がる可能性があります。
- 管理費・修繕積立金の増額:築年数とともに上がる場合があります。
- ローン返済の負担:家賃が返済額を下回ると持ち出しが発生します。
- 収支の見えにくさ:業者任せにすると実際の収支が把握できないことがあります。
■ どんなマンションを買うべきか(初心者向け)
一般的に初心者は「中古ワンルーム」が比較的分かりやすく失敗しにくい選択肢です。良い物件の条件例は以下の通りです。
- 都心・人口増加エリア(例:東京23区、主要駅周辺)
- 駅徒歩7分以内
- 面積20〜40㎡程度(流動性重視)
- 管理状態が良い(管理費・修繕積立金が健全)
- 過去の入居率が高い物件
- 売却時の需要が見込める物件
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■ 具体的な収支モデル(例)
中古ワンルーム(都心想定)の一般例:
| 項目 | 数値 |
| 購入価格 | 1,700万円 |
| 自己資金 | 100万円 |
| 想定家賃 | 8.0万円/月 |
| 管理費・修繕積立金 | 1.2万円/月 |
| ローン返済(35年) | 7.0万円/月 |
| 賃貸管理費 | 0.5万円/月 |
毎月の収支:8.0 − (7.0 + 1.2 + 0.5) = ▲0.7万円(7,000円の持ち出し)
このモデルはあくまで一例です。地域・金利・ローン条件・管理方式等で結果は大きく変わります。
■ 副業として始めるポイント
- 収支を自分で計算する:業者のシミュレーションは楽観的になりがちです。
- 会社員はローン審査が有利:勤続年数や年収により審査通過率は大きく変わります。
- 築古・耐用年数の扱い:減価償却は節税目的で重要ですが、実需・キャッシュフローに着目しましょう。
- 売却戦略を持つ:購入後の保有期間や出口(売却)戦略を事前に考えておくと安心です。
■ どんな人に向いているか
- 長期的にコツコツ資産を作りたい方
- 本業が会社員でローン活用を検討できる方
- 毎月1万円程度の持ち出しを許容できる方
- 節税より資産形成を重視する方
■ 向かない人
- 短期で大きく稼ぎたい方
- 持ち出しが許容できない方
- 本業収入が不安定でローン審査が通りにくい方
- 勉強せず丸投げしたい方(業者任せは危険)