【 明度 】
明度(めいど)とは色の明るさの度合いのことです。
最も明るいのは白、最も暗い色は黒です。この中間がグレーで、
白に近いライトグレーから黒に近いダークグレーまで、さまざまな明るさの
グレーがあります。また、有彩色の明度は、白に近づくほど高く、
黒に近づくほど低くなります。
また明度は、重い色、軽い色という軽・重感や、硬い色、柔らかい色という
硬・軟感、ふくらむ色、縮む色という膨張・収縮効果と関係が深いと
されています。
明度の高い色(明るい色)は、軽い色・柔らかい色・ふくらむ色、
明度の低い色(暗い色)は、重い色・硬い色・縮む色となります。
一般的に・・・
明るい色:ソフトで軽やかな印象
暗い色:ハードで引締まった印象
と、言われています。
【 彩度 】
彩度(さいど)とは色の鮮やかさの度合いのことです。
白、黒、グレーといった無彩色は色みをまったく含んでいないので、
彩度はゼロです。反対に、最も彩度が高い色のことを純色(じゅんしょく)と
呼びます。純色に無彩色を混ぜていくと色みが少なくなり、
彩度が低くなります。
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↑こんな感じかな?
彩度は、色の派手・地味感との関連が深く、特に、暖色系で彩度が
高い色は人の目を引きつけるので、派手な印象があります。
反対に、色みをおさえた彩度の低い色は地味な印象になります。
【 その他 】
明るさや鮮やかさの他に、
クリア(澄んだ)、グレイッシュ(くすんだ・濁った・おさえた)という言葉も
あるようです。色彩学では、澄んだ色のことをクリア・清色(せいしょく)、
くすんだ色のことをグレイッシュ・中間色・濁色(だくしょく)と呼ぶそうです。
クリア・清色は、ティント・明清色(めいせいしょく)、
シェード・暗清色(あんせいしょく)に分類されます。
●ティント
純色に白を混ぜると、明るさが増して色みの量は少なくなります。
しかし、元の色みはクリアな(澄んだ)まま残っているので、
ティント・明清色(めいせいしょく)といいます。
明るく軽やかなイメージが特徴です。
●シェード
純色に黒を混ぜると、暗さが増して色みの量は少なくなります。
しかし、元の色みはクリアな(澄んだ)まま残っているので、
シェード・暗清色(あんせいしょく)といいます。
クラシックで男性的なイメージが特徴です。
●グレイッシュ
純色に白と黒を混ぜると元の色みが濁るので、
グレイッシュ・中間色・濁色(だくしょく)といいます。
一見地味な印象ですが、素材やデザインの選び方で、
シックなイメージやナチュラルなイメージを出せるのが特徴です。
【 追記 パーソナルカラー 】
パーソナルカラーとは、似合う色や苦手な色の傾向を把握して、
個性やライフスタイルに合ったスタイリングを考えていくものだそうです。
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これらを上手く組み合わせて、
場面場面に合ったコーディネートを
していきたいですね♪
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