豆乳とは

水に浸した大豆をひき砕き、水を加えて煮て、
こした液。牛乳に似た白濁状で、古くから
母乳・牛乳の代用とされてきた。
豆腐・ゆばの原料。まめのご。

その歴史はそれなりに古いようですが
単独の食品として認知されたのが意外と最近の
ようです。
元々豆乳は豆腐ができる過程で作られていて、
昔からそれを飲む人はいたようです。しかし、
そこでできた豆乳は飲みにくい為、飲料と
しては受け入れられなかったとの事。
それを改良し、飲料化する試みは戦前から
続けられていたようなのですが、実用化された
のは戦後になってからのようです。
１９７０年代に入って、豆乳の臭いを除去する
技術が確立されたのを機に商品化が進んだとの事。

豆乳のルーツ

元々は中国のようです。ＢＣ２００年、すなわち
前漢時代には既に存在して飲まれていたようです。
日本にやってきたのは遣唐使が持ち込んだとの説が
有力です。飲まれ始めたのはどうやら鎌倉時代らしく
「庭訓往来」という文献によると「豆腐羹」という
物が出てくるそうです。これがどうやら豆乳なのでは
ないかと言われています。