馬の種類について

馬の歴史は長いです。人によって家畜化されたからも長いです。

五千年とか言われてるので中国の歴史よりも長いです。

その間に色々な種類の馬が誕生したのでしょう。日本では大きく

4つにカテゴリ分けされています。

 

◎ 軽種 ◎

とりあえず「速い」。代表的な品種はなんといっても「サラブレッド」ですね。あと

今はJRAでのレースはありませんが「アラブ」とか両方を交配した「アングロアラブ

等があります。


サラブレッド

原産地はイギリスってことで「イギリス純血種」とも

呼ばれます。とことんスピードにこだわった馬です。

三大始祖云々については個別に書きます。

今いる馬の3分の1はサラブレッドらしい。

繁栄してますなあ。。。。

アラブ

原産地はアラビア半島らしいです。当時「ベドウィン」と

呼ばれた遊牧民がなんと2000年かけて改良したとか

持久力があるらしい。砂漠で鍛えたからなのかな??

すごいぞベドウィン!!

ジーパンはいてたのかも・・そりゃエドウィンかw

「ベドウィン」についてはそのうち別項目で書きますかな。。。

アングロアラブ

原産地はフランスとのこと。まあ、名前のとおり、

サラとアラブの交配種ですね。アングロってのは

アングロサクソンからきたのかな?!

結果として両方の持つ良い面がでた種類になったとか。

へ〜♪


◎ 重種 ◎

スピードではなくパワー派の馬です。800kg〜1t以上の馬もいます。ばんえい競馬の馬は

こういった馬達なのです。代表的なのは・・・なんだろう・・・「ペルシュロン」「ブルトン」「ベルジャン

辺りがばんえい競馬では使われてるようです。

ペルシュロン

原産地はノルマンディーらしい。とにかくデカくて重い。

なんでも世界一デカい馬もこの種類だったらしい。

なんでもパリの西方にある一地域をペルシュと言って

ここが原産地だと言う説もあるが地域的にペルシュも

ノルマンディーも たいして変わらなかったりもします。

とりあえずパリの西の方が原産ってことで。

しかし、こいつは実はアラブ種の血が入っているのです。

輸入されたという人もいれば、8世紀付近のアラブ人

(サラセン人)の侵入によるものと言う人もいます。

個人的には両方なんだろうと思います。あれですよ、

偶然交配されて上手くいったもんで「これはいい」

ってんで輸入したとか。。。用途は言うまでもなく「挽曵」。

なんて読むのだろう? たぶん「ばんえい」と思います。

「ばんえい競馬」はここからきたのかな?

ブルトン

これも原産はフランスで、こっちはブルターニュのようです。

用途はやっぱり 「挽曵」・・・引っ張りがお仕事のようでした。

頑丈でスタミナがあるらしい。やっぱ仕事柄そうなるんだろうな。

大変な仕事だもんね「挽曵」って。。

ベルジャン

原産はベルギーのブラバンド地方と言われるが、実はアメリカで

改良されたと言うから、「ベルギー生まれのアメリカ育ち」って感じ

でしょう。でもやっぱり仕事は「挽曵」です。 

シャイヤー

イギリス中部シャイヤー地方が原産との事。これに関しては

根幹種牡馬 にまで言及されていることからかなりルーツが

はっきりしてます。ちなみにシャイヤー種というネーミングも

1884年より使用との事なのでかなり素性がはっきりした品種です。


◎ 中間種 ◎

まあ、名前のとおり軽種と重種の中間で、スピード・パワーをバランスよく持ったのでしょうねえ。

品種としては「セルフランセ」・「クォーターホース」・「ハノーバー」・「ハンター」・「トラッター」

「ウエストファーレン」等があります。

セルフランセ

原産はフランスっぽいが詳しくはわかりません。なんでもフランス中の

良い乗馬を改良して作られたと聞きます。最上の乗馬として世界中

で人気があるらしい。しなやかで、機敏で飛越能力が高いらしい。

だから最上の乗馬なんだろうな。

クォーターホース

 従順かつ勇敢な馬。アメリカ開拓時代を代表する馬ですね。

なんでも開拓時代にクォーターマイル(400m)を競争させたことから

この名が付いたとか。400mに限るとサラブレッドより速いらしい。

原産はどこだろう・・アメリカかな??わかりません〜

ハノーバー

名前からしてドイツ辺りが原産かな。ごめんなさい、わかりません

でも乗馬として良い馬らしい。けっこう力がある種らしくて、飛越も

上手いらしい。写真を見ると結構スタイリッシュな馬ですね。

ウエストファーレン

ハノーバーと原種が近いらしい。原産地わかりませ〜ん!!

最近は日本でも積極的に育成を行っているとか。

名前的にもドイツっぽいですよね。 

ハンター

原産はどうやらイギリスらしい。障害飛越にたけた馬で

イギリス・アイルランドの土着の馬と考えられているとの事。

一部ではこれとアラブを交配させてサラブレッドを開発したとか・・・

トラッター

走るというより速歩(トロット)を得意としてるらしく、

乗り心地がいいらしい。原産地???どこでしょうねえ。


◎ 在来種 ◎

まあ、読んで字のごとく日本古来の馬ですね。

木曽馬」「道産子」「都井岬馬」「トカラ馬」等があります。

道産子

北海道開拓史には欠かせない存在ですね。カテゴリとしては

重種になるのかな。優しいけど力持ちな馬です。ばんえい競馬

の主力でしたが、上記の舶来勢に押されております。がんばれ〜

木曽馬

 すっごい歴史がある馬です。え〜・・・

種の大元は中央アジアの通称「汗血馬」らしい。

それを下地に改良されたモンゴル系の馬とか。そんでもって

6世紀前半には木曽馬の祖先が誕生してたとか。かつては

良馬として活躍したそうですが、やはり外国製の馬に押されて

一時は絶滅寸前までいったとか。その後昭和44年に

木曽馬保存会」が結成されてがんばっているらしい。

特徴としては・・粗食で強健!!

都井岬馬

なんと、国の天然記念物に指定されて、今も宮崎県で

野生生活してるではないですか。昭和30年代までは

農業で活躍してたようですが、今は悠悠自適との事。

トカラ馬

 1953年に鹿児島県の南西の海上にある宝島で

発見された在来種を指すようです。粗食に耐え、性格は

温厚、主に農耕馬として活躍するも、農業の機械化により

頭数が激減したようです。今では天然記念物に指定され、

32頭まで減った頭数もようやく100頭まで回復したそうです。


◎ その他 ◎

上記の4つに属さない種類や、私自身がどこに入れて良いか分からない品種です。

ポニー

成長しても体高が148cm以下の馬のことを言うようです。

小さいわりには力があり、荷馬車を曳いたりもしたそうです。

今では子供用の乗馬としても活躍してます。

フリージアン

こいつのカテゴリ分けがきつかったんです。何せ情報がない。

とりあえず原産地はオランダの北部フリースラントです。

なのでフリージアン。 ヨーロッパの原始的な森林馬の子孫らしい

曳いても、乗っても農耕しても優れていたらしく他の品種の改良

に用いられたようです。面白いのは毛色で、青毛しかいないらしい。

なんででしょうね?

 

馬に関する各種書籍にご興味がある方はここから紹介ページへ飛びます



TOPページに戻る