羽毛布団とは
羽毛・羽根布団に使われる羽毛は水鳥たちの
羽毛です。水鳥たちの羽毛は保温性に優れ、
寝具として高い評価を得て人気を呼んでいます。
羽毛布団の種類
羽毛布団に使用されている水鳥の羽毛は、
その形状からダウンとフェザーの二種類に大別されます。
ダウン(綿羽)は主に水鳥の胸から腹部に多くみられる
タンポポ状の羽毛で軽く空気を多く含んでいます。
フェザーは一般的に羽根と呼ばれる部分で湾曲した羽軸
を持ち弾力性があります。ダウンは一羽の水鳥から
極めて少量しかとれません。
羽毛布団の特徴
・軽くて暖かい(空気を多量に含んでいる)
・身体にフィットする
・意外にも吸湿性・放湿性に優れ、就寝中の汗を吸収し
放出するので寝心地がいい
羽毛の文化は日本ではなく海外で発達したと
いうのは有名な話ですね。
北ヨーロッパ、特にドイツや北欧諸国で発達
したようです。ヴァイキングの墓から羽毛布団
が発掘されたという話もあるようです。
そんな羽毛布団が一般化したのは17世紀後半、
産業革命によって大量生産が可能になったから
でした。それまでは貴族や一部の富裕層だけの
物で贅沢品だったようです。
一方、日本に羽毛布団が入ってきたのは実は
明治維新以降らしいです。その歴史は浅いです。
しかも国内生産が開始されたのが昭和初期です
からそれまでは高価な輸入品だったようです。
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