ヨーグルト

【ヨーグルトとは】
ヨーグルトとは乳酸菌（ラクティックアシッドバクテリア）
の種類中ブルガリア菌及びサーモフィラス菌の作用により、
乳及び乳製品を乳酸はっ酵して得た凝固乳製品をいう。
とまあ、硬い説明ですが要するに乳製品の一種です。

【ヨーグルトの歴史】
ヨーグルトの誕生は偶然の賜物と言われているようです。
放置されていた乳が偶然乳酸菌によって発酵し出来上がった
と言われています。５０００年前の事と言われていますが
当時の人がそれを「おいしい」と言って食べたのか、
それとも仕方なく食べたのかは不明です。
記録の中で古いものはＢＣ３０００年のシュメール人の
記録（石版らしい）には乳製品の製法が書かれていた
らしいので恐らくはこの頃からあったのではないでしょうか。

【日本におけるヨーグルト】
古くは平安時代と言われています。「酪」と呼ばれた物が
存在して、滋養強壮の霊薬として貴族等の間で重宝された
ようです。これが恐らくはヨーグルトではないかと
言われています。

【ヨーグルトの栄養】
・原料が牛乳だけに牛乳の持つ栄養価を持ってます。
・牛乳の栄養価に乳酸菌の効果がプラスされます。
　消化吸収が良いのは有名ですね。
・乳酸菌や酢酸によって身体に悪い菌の活動を抑えます。

【ブルガリアヨーグルト】
今日本でヨーグルトといえばまずはブルガリアでしょう。
ではブルガリアヨーグルトとは何なのでしょうか。
かの地の最古の民族と言われるトラキア人が起源という
説が有力です。ギリシャの歴史家ヘロドトスはトラキア人
によってヨーグルトがギリシャにやってきたと記録
しているようですね。
当時のブルガリアは肥沃な土地でトラキア人の酪農は
盛んだったようです。
考古学的なところでは、ＢＣ７０００年頃のブルガリア
周辺から羊や山羊の骨と一緒に容器も出土してるらしく
当時既にかの地に乳製品文化があったのではないかと
言われています。このことからブルガリアをヨーグルト
発祥の地と言う研究者もいるようです。