人の行く裏に道あり花の山

「人の行く裏に道あり花の山」とは?

原文の意味
> 「多くの人が行く道とは別の道に、実は花が咲き乱れる美しい山がある」

つまり、
- **皆と同じ行動をしていては、大きな成功(“花の山”)は得られない**
- **あえて逆を行くことで、思わぬチャンスを得られる**

という意味です。

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投資における意味

この格言は、いわゆる**「逆張り(Contrarian)」の発想**です。

具体的には…
- 市場でみんなが「買い」に走っているときに冷静になり、
- 逆に、みんなが「売り」に走っているときにチャンスを探す

というように、多数派とは異なる視点を持つことの大切さを説いています。

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でも注意すべきポイントもある!

- **「逆張り」=何でも逆を行けば儲かる、というわけではありません**
- 群衆心理に盲目的に従うのが危ないのであって、**「裏に道がある」と判断するには分析と確信が必要**です
- 「人の行く裏」ばかり探しても失敗する場合もあります(タイミングやファンダメンタルズが重要)

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こんな時に思い出したい

- バブルの末期、みんなが「まだ上がる!」と熱狂してるとき
- 暴落後、「もう終わった」と言われている銘柄を冷静に見るとき
- 流行りに乗るのが不安になったとき

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関連する格言も
- 「他人が貪欲なときは恐れ、他人が恐れているときは貪欲であれ」(ウォーレン・バフェット)
- 「大衆に売られた銘柄にこそ宝がある」

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いいですね!「人の行く裏に道あり花の山」を体現したような**実際のエピソード**をいくつかご紹介します。実際の投資家たちは、この格言のように「逆を行く」ことで大きな成果を上げたことがあります。

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有名エピソード@:ウォーレン・バフェットの「リーマンショック後の銀行株買い」

背景:2008年、リーマンショックによる金融危機で、銀行株は暴落。ほとんどの投資家が恐怖で手放していました。

裏に道あり:バフェットはこのタイミングであえてゴールドマン・サックスに50億ドルを投資。

結果:株価が大きく回復し、最終的にバフェットはこの投資で数十億ドルの利益を得たとされます。

みんなが逃げていた時に、「実力ある企業は立ち直る」と信じて投資。

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エピソードA:日本のソフトバンク株、ITバブル崩壊後

背景:2000年代初頭のITバブル崩壊で、ソフトバンク株は大暴落。多くの人が「終わった企業」と見なしていた。

裏に道あり:孫正義氏自身がソフトバンク株を大量に買い増し、自信を持ち続けました。

結果:その後、ソフトバンクは復活。アリババ投資なども含め、世界的な企業に成長。

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エピソードB:コロナショック時の航空株・旅行株

背景:2020年、コロナによって航空・旅行関連株は大暴落。業界全体が「もう終わり」と言われていた。

裏に道あり:一部の投資家(個人投資家も含む)は、「コロナは一時的」と考え、デルタ航空、マリオット、JALなどに投資。

結果:ワクチン開発や経済再開と共に株価は反発。短期間で数倍になった銘柄も。

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まとめ

| 状況            |     みんなの行動  |        裏の道を選んだ人        "
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| 金融危機     |    売る・逃げる     | バフェットが買う                    |
| バブル崩壊 |        見放す          | 孫氏が信じて持ち続ける        |
| パンデミック |    業界を諦める    | 一部の逆張り投資家が仕込む |

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「人の行く裏に道あり花の山」は、勇気・分析・信念の三拍子がそろって初めて咲く花です
気になる業界や銘柄があれば、今それに対して逆張り的に考えられるか?一緒に見てみるのもアリですよ!

気になるものあります?それとも他の格言エピソードも見てみたい?

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